J-PARCの中性子実験装置を用いた実験の研究成果が米国の科学雑誌「サイエンス」電子版に掲載されました!

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参考

茨城県生命物質構造解析装置について

茨城県が大強度陽子加速器施設「J-PARC」に設置した専用ビームラインの一つで、タンパク質や有機化合物等の単結晶中性子構造解析が可能な実験装置。創薬ターゲットタンパクの構造解析による新たな難病治療薬の開発や機能性高分子の構造解析による製品開発等幅広い分野に適用が期待されている。
装置の開発にあたっては新村信雄教授(当時、現在は茨城大学特任教授)を中心とした茨城大学と日本原子力研究開発機構のチームが担当した。また、この装置のために、日本原子力研究開発機構の片桐政樹氏(現在は茨城大学)が開発した検出器、今回の共同研究者でもある大原高志氏(当時は日本原子力研究開発機構)が中心となって開発したデータ処理ソフトウエア等を備えている。
茨城大学フロンティア応用原子科学研究センターの装置グループが運用/利用者支援を担当。

総合科学研究機構について

J-PARC物質・生命科学実験施設の5つの中性子共用ビームラインの利用者選定と利用支援を担当する登録機関。東海村のいばらき量子ビーム研究センター内に東海事業センター(センター長:藤井保彦)を設置し、共用ビームラインの課題公募や選定、ユーザーの実験支援等を行っている。

茨城大学フロンティア応用原子科学研究センターについて

茨城県が独自にJ-PARC内に2台の中性子ビーム実験装置を建設し、建設後の運転維持管理業務を茨城大学に委託することになったことから、人材養成、地域産業への貢献、学術研究推進を一層高いレベルで達成するために、平成20年に「フロンティア応用原子科学研究センター」をいばらき量子ビーム研究センター内に設置したもの。(センター長:佐久間隆)
なお、平成16年にはJ-PARC建設に伴い、茨城県や県産業界からの総合原子科学に係わる人材育成及び産業利用に関する研究・開発指導の要請を受けて、大学院理工学研究科に独立専攻「応用粒子線科学専攻」を設置している。

 

問い合わせ先

茨城県

企画部技監(中性子研究支援担当) 林眞琴
Tel: 029-352-3302
Email: m_hayashi@pref.ibaraki.lg.jp

総合科学研究機構

利用研究促進部 大原高志
Tel: 029-219-5300
Email: takashi.ohhara@j-parc.jp

茨城大学

フロンティア応用原子科学研究センター 准教授 日下勝弘
Tel: 029-287-7871
Email: kusakats@mx.ibaraki.ac.jp