開催趣旨
構造材料分野における材料開発共通の技術的課題やその課題解決に資する放射光をはじめとする量子ビーム活用の現状と可能性について、当該分野の量子ビーム利用の未経験者を含む研究者間で情報共有を行い、構造材料分野における新規量子ビーム利用を開拓します。目標としては、金属、高分子など多様な材料の活用を対象とする本分野における、それぞれの材料分野の材料開発の現状や抱えている技術課題について把握します。その中から構造材料として各材料に共通する課題とその解決方法を本研究会における議論を通して見出すことによって、構造材料開発の促進に貢献する新たな量子ビーム活用方法を提案することを目指します。
前回の研究会では金属、高分子と木材の材料研究分野において放射光や他の量子ビームを活用されている研究者の先生方に、それぞれの材料の構造材料としての特徴、開発研究のトレンドについての基礎的な概論をご紹介いただき、パネルディスカッションにおけるこれらの材料を比較する議論を通して構造材料研究に共通する「変形制御」という課題についての認識を整理することができました。この共通認識を踏まえて第2回の本研究会では、上記3つの各材料分野(金属、高分子、木材)での最先端の研究成果を含む材料開発研究のトピックスについて各分野の材料研究者の先生方にお話しいただき、それぞれが抱える最新の技術的課題の中から量子ビーム活用によってもたらされる解決に向けた新たな展開の可能性について、構造材料分野における量子ビームの新規利用ニーズ開拓に向けた議論を行います。
開催日時
2023年4月26日(水)13時30分~16時55分
開催形式
オンライン開催(使用ツール:Zoomを予定)
プログラム・参加申込
プログラム詳細、参加申込はこちらよりご確認ください。
参加対象
構造材料に関わるユーザーおよび放射光・中性子の連携利用を検討しているユーザー
募集定員
80名程度
運営組織
主催
(公財)高輝度光科学研究センター(JASRI)
(一財)総合科学研究機構(CROSS)中性子科学センター
SPring-8ユーザー共同体(SPRUC)放射光・中性子連携利用研究会
後援
SPring-8ユーザー協同体(SPRUC)
(公財)佐賀県産業振興機構 九州シンクロトロン光研究センター(SAGA-LS)
(公財)科学技術交流財団あいちシンクロトロン光センター
問い合わせ先
(一財)総合科学研究機構(CROSS)中性子科学センター
第2回量子ビームを用いた構造材料研究会事務局/ E-mail:suishin-event[at]cross.or.jp
※[at]を”@”に置き換えてください。